『ドジ猫、冬の一人旅』

例年よりも早く冬が到来した2021年。
ドジ猫はおいしいお魚づくしの旅に出ました。さてさて、どこにいるのでしょうか———

21/12/5

急に寒なったな~
虎ノ門に引っ越した気象庁が言うとった「ラニーニャ」やな。知っとるで、冬が寒なる気象現象な。
21年の冬はこれが来たからだいぶ寒なるらしい、知らんけど。ラニャーンなんて、昔恋したハチワレ柄のかわいいガールフレンドが喉鳴らしながら話すところ想い出したわ~って誰も恋バナ聞いてへんな(笑)冬の太平洋の空はほんま気持ちええわ。見てみ、雲ひとつない、澄みきった青い空。穏やかな大海原と静かに繰り返す波の音。富士山ひとり占めよ。あっ!!トンビ飛んできたわ。ええなぁ、広い空を自由に飛び回って。

左の写真をひとめ見て、気づいた人おるやろか。なんか見たことあらへん? そう、歌川広重よ。右の浮世絵は「東海道五十三次」に収められとる。まあ、人様が足で歩いて登り下りして進んだこの道に、今はJR東海の東海道本線と国道、そして高速道路が並んで走っとる。まさにこのポイント、このビュー。1833~34年の作やそうやから190年近く前とはいえ、広重が立ち、見て、描いたそれと一緒やな。

『ドジ猫、冬の一人旅』
『ドジ猫、冬の一人旅』

ヒントはこれよ———
お目当てのランチ。いま旬の桜エビや。
刺身もかき揚げもほんま美味い。
特に生の桜エビ。醤油も塩もなんもいらん。
駿河湾の宝石、最高やで。お酒飲もか。
おねえさん、冷酒お願いします。

『ドジ猫、冬の一人旅』
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合わせるのは———
この街の蔵元が造る地酒「正雪(しょうせつ)」
そう、ドジ猫がいてるのは、静岡県は静岡市清水区の由比の街。富士山を撮影したのは、東海道の由比宿と興津宿の間にある薩埵峠(さったとうげ)でした。「くらさわや」さんは料理もお酒も絶品。あれ、おねえさんも別嬪やね~

あかん、旅の話しよ。
この厚切りにしたカツオとマグロ!ほんまクオリティ
高いで~最高に新鮮や。昨日は、焼津市におったから、
合わせるのは、焼津の蔵元が造る「磯自慢」純米吟醸。
地元の海の幸を味わう———これに勝る幸せはない。

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『ドジ猫、冬の一人旅』

アワビを使ったコロッケ!!
オリジナル料理らしく、アワビとホワイトソースの組み合わせが絶妙やねん。磯自慢にもぴったりや。せやのに隣のテーブルではお兄さんらが2人で真面目な話しとったなぁ~なんや「沈黙の春」て、冬やがな。今年は寒なるで~

はぁ~ 旨い日本酒と太平洋の新鮮な魚。それに素敵なおねえさんもおる。
外はまた風が冷たいわぁ。春はまだまだ遠いでやっぱり。熱燗でもよかったな~
ベンチや、あのおねえさんと座りたかったなあ———目の前の看板に「ゴミを捨てないで下さい」ですか。
はい。フラれて涙を拭いたチリ紙は持って帰ります。ここは静岡市清水区。気を取りなおして親父が憧れた
幕末の刺客、清水次郎長に会って帰りますか。

ドジ猫が歩いた由比の街。
インスタグラムで公開する、かも?!
Instagram: tipworks_2021

ドジ猫がお邪魔したお店
1軒目:くらさわや:https://sakuraebi.org/
2軒目:どんた久:https://www.yaizu-dontaku1.com/

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『ドジ猫、冬の一人旅』

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