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長崎県平戸市『囲炉裏料理エビス亭』
~クエ料理と南沢親方を訪ねて~

長崎県北西部に位置する平戸市———
海に囲まれたこの地域は、平戸島を中心に、大小およそ40の島々で構成され、古くはアジア・ヨーロッパの貿易港として栄えてきた。キリスト教伝来の地としても知られ、二つの世界遺産が登録されています。
城下町としての歴史ロマン溢れる異国情緒も魅力だが、
今回の我々のお目当ては、魚の王様である『平戸産天然クエ』である。九州地方では別名『アラ』とも呼ばれるこの高級魚は、1mを越える堂々としたその風格もさることながら、ここ平戸湾で一本釣りされたものがおそらく日本一だろう。
福岡から車で約2時間、
日本最西端の駅『たびら平戸口駅』を過ぎ、我々の目に飛び込んできたのは、朱塗りの平戸大橋と日本初の城泊で知られる平戸城だ。それはそうと、『失敗図書館』の企画とはいえ、レンタカーの手配を すっかり忘れるというお粗末な展開にも関わらず(笑)、この日は天気にも恵まれ、ともかく全員無事に到着することができた。
西側に位置する隠れキリシタンの島『生月島(いきつきしま)』や多くの直売所にも立ち寄り、温泉旅館で長旅の疲れを癒した後、期待のエビス亭へと向かった。
