私自身においてはこれがこの本におけるもっとも大きな発見でした。
幼少期から絵は苦手で、美術というのは
感覚的なものでそういった分野に優れている人たちで
成り立っているものだと捉えていました
マティス・ピカソ・カンディンスキー
デュシャン・ポロック・ウォーホルと
現代までの偉大な芸術家を辿っていき、
点のように位置づけられていたものが一つの線となります
まさに目から鱗が落ちる内容で
13歳からと記載されているように
その平易な言葉で構成されているものの
内容は大変充実しております
そもそもなぜ13歳なのか?
ある調査によると小学校から中学校へ進むタイミングで、
「美術」が最も人気を無くす教科だそうです。
理由は美術に「正解」を求めた教育を施しているからです。
だからこそ、よくわからない「美術」に強く苦手意識を抱くことになってしまうのです。
なので本来我々が持ちえたアート思考を
もう一度取り戻せる機会を与えてくれるのがこちらの本です。
正解が先にあるのではなく、自身が正解を創造する現代における必読書です。
蒼山継人